葛野川ダム/Kazunogawa Dam

訪問日 2007.9

1999年、山梨県大月市の相模川水系土室川に葛野川ダム(東京電力)が竣工した。
葛野川発電所の下部ダムである葛野川ダムは、上部ダムの上日川(かみひかわ)ダムと揚水式発電を行っている。
葛野川発電所は地下式発電所で、地中約500mにある。
JR中央本線猿橋駅近くのTEPCO葛野川PR館が主催する葛野川発電所見学ツアーに参加すれば、発電所を見学できる。(2007年訪問時は見学可能だったが、2011年にPR館を運営する東電PR株式会社が清算されたため、現時点では発電所の見学はほぼ不可能?私は見学ツアーに参加したことがなかったので、廃止が非常に残念。)

葛野川ダム

重力式コンクリート式の葛野川ダム。
左岸のトンネルがダムへの入り口。
国道139号の脇にある細い道を通り、さらにトンネルを抜けると天端にようやくたどり着く。
左岸のトンネルの左には管理所と太陽光発電パネルがある。
減勢工

放流していた。
見学時は連日の雨のためか水が濁っていた。
ダムの下流側ではクレーン車が動いており、工事が行われているようだった。天端からダムの下流側にアプローチする道はなく、川の下流側からアプローチする道路にはゲートがあり、ダム直下には行けない。
右岸から天端を眺める

天端には照明があるが、こんな山奥で暗くなったら薄気味悪くてしょうがないと思うのは、私だけだろうか?
右岸から堤体を眺める

偶然、TEPCO葛野川PR館主催の葛野川発電所見学ツアーのバスに遭遇した。
こんなところにバスがあるなんてと、私は驚いたのだが、むしろ見学ツアー参加者のほうが、山奥でダムマニアに遭遇したことを驚いたに違いない。
松姫湖

天気が良くなく、雲が山にかかってしまっている。
湖の水面近くには木が生えていない。おそらく満水位は木が生えているところだろう。
中央の谷の奥に、橋が架かっているが、この橋は東電の管理区域内にあるため、一般人は立ち入れない。
ダム名/Dam 葛野川ダム/Kazunogawa Dam
堤高/Height 105.2m
堤頂長/Width 263.5m
形式/Model 重力式コンクリート/Concrete gravity
目的/Porpuse 発電 /Electricity generation
ダム湖名/Lake 松姫湖 / Matsuhime Lake
総貯水量/Total water storage capacity 11,500,000m3
所在地/Address 山梨県大月市七保町大字瀬戸字小金沢土室 / Ohtsuki city, Yamanashi Pref.
駐車場/Parking 天端左右岸


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