山口ダム

山口ダムは、昭和9年に東京都の水需要の増加に対応するために建設された。右岸には東京都水道局の取水設備がある。
二度の大改修が行われた歴史がある。第二次世界大戦中は空襲からダムを保護するために既存堤体の上にコンクリートや石で対弾層が施工された。平成14年には耐震性強化のために、堤体積を増す工事が行われた。その際、戦時中に撤去されていた高欄が堤体から発見された。
ダムは、「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選」(土木学会)に選定されている。


堤体下流面

堤体表面には芝生が植えられている。
階段があり、天端から下流側に降りられる。

ダムの直下にはグラウンドがある。
また写真中央に見える白いものは、西武ドーム。
下流は住宅街が広がっている。

堤体下流側
放水路

堤体中央の下流側には放水路がある。
水路内は苔が生えているで、あまり使用されていないようだ。

天端は人通りが多い。地域の人が散歩しており、のどかな雰囲気。

山口貯水池は野鳥が多くいるため、バードウォッチングが盛ん。アオサギ、カワウ、コガモ、マガモがいるようだ。

私がダムを撮影している横では、数人の人が鳥を撮影していた。。

天端
堤体上流面

堤体上流面は石で護岸されている。
奥に見えるのは東京都水道局の第一取水塔。
第二取水塔は第一取水塔の奥にある。

第一取水塔は右岸の水道局の施設内から橋でつながっている。
屋根が三角錐の形で、デザインにこだわっている様子が感じられる。

取水塔

ダム名/Dam 山口ダム/Yamaguchi dam
堤高/Height 33.5m
堤頂長/Width 716m
形式/Dam model アース/Earth
目的/Porpuse 水道用水/City water
ダム湖名/Lake 狭山湖/Sayama lake, 山口貯水池/Yamaguchi reservoir
総貯水容量/
Total water storage capacity
20649千m3
所在地/Address 埼玉県所沢市山口/Yamaguchi, Tokorozawa, Saitama
駐車場/Parking 右岸にコインパーキング有り


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