浦山ダム

埼玉県秩父市の浦山ダムは、堤高156mのハイダム。秩父市街地から近く、観光に力をいれている。秩父さくら湖はダム湖百選に選定されており、湖畔には桜が植えられている。ダムカードは管理所と資料館で配布されている。ダム湖には、日本最古のコンクリートアーチダムである浦山堰堤が沈んでいる。


 浦山ダム  

堤高156mの浦山ダム。巨大な堤体内の見学が可能であったり、エレベータで天端から堤体直下まで移動できるなど、観光に力が入れられています。

堤体のデザインは旧秩父橋を模したもの。

フーチングの左岸側階段は一般に公開されいて、堤体直下から天端まで登れる。(冬期は閉鎖)

ダムカードは右岸の管理所、資料館で配布されている。
秩父4ダム(浦山・二瀬・滝沢・合角)のダムカードを集めると、二瀬ダムのオリジナルカードがもらえます。

   天端

天端右岸から左岸方向を撮影。
右側の塔は左側はゲート室、エレベータ室。

 水資源機構 荒川ダム総合管理所  

荒川ダム総合管理所では、秩父市内の浦山ダムと滝沢ダムを管理しています。
浦山ダムの竣工は1999年、滝沢ダムは2007年。どちらも新しいです。

   秩父市街を望む

天端からは秩父市街が眺められます。

堤体直下右岸には東京発電の発電所があります。
左岸は駐車場で、ダムを真正面から眺められます。

見学当日は、エレベータが停止していたため下には行きませんでした。

 秩父橋  

天端からは秩父橋が見えます。
ダムのデザインのもとになっている旧秩父橋は、秩父橋の下流側にあるので天端から見えません。

右端には太平洋セメントの工場が見えます。

中央を流れているのは荒川。名前のとおり、曲がりくねっていて、かつては度々水害を起こしてきまして。そのため荒川上流には浦山ダムや二瀬ダムなどの大ダムが次々に建設されました。

   秩父さくら湖

人造湖である秩父さくら湖。
かつてこの地には、浦山発電所堰堤がありました。浦山発電所堰堤は日本初のコンクリートアーチダムです。堰堤は浦山ダムの堤体から100mほど上流の湖底に沈んでいます。
旧裏山発電所は下流の県営浦山発電所の対岸にありました。

 清水バイパス  

左岸には清水バイパスが設置されています。
大雨が降った後、湖の水が濁り、雨が止んだ後もしばらく下流に濁った水が流れ続ける現象が問題になっていました。清水バイパスは、湖の上流から濁っていない水を取水して、下流に流すことで、ダムによる河川の濁りを減少させる役割があります。

   清水バイパスの管

資料館前に清水バイパスの管が展示されています。

堤体近くの清水バイパスは陸上に設置されていますが、上流の一部区間では湖面に浮いている箇所もあります。


ダム名 浦山ダム / Urayama Dam
堤高 156m
堤頂長 372m
形式 重力式コンクリート
目的 洪水調節、不特定用水、水道用水、発電
ダム湖名 秩父さくら湖 / Chichibusakura Lake
総貯水容量 58000千m3
所在地 埼玉県秩父市荒川上田野
駐車場 天端右岸、堤体直下


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