滝沢ダム

埼玉県秩父市に滝沢ダムはある。水資源機構が管理する多目的ダム。
試験湛水中に地すべりが発生し、護岸工事をしたため完成が遅れていたが、平成23年に本格運用を開始した。
平成15年に「地域に開かれたダム」指定された。
ダムの名前は、ダムサイトの”滝の沢”という地名に由来する。


 滝沢ダム  

中津川をせき止めて建設された滝沢ダムは、重力式コンクリートダム。

非常用洪水吐には、ラジアルゲートが3門設置されています。
堤体の中央部には常用洪水吐が2門あります。

手前の橋は国道140号で、ダムの右岸に通じています。国道140号をさらに上流に進むと、雁坂トンネルがあり、山梨県に行けます。

   堤体(左岸から)

管理所の横から堤体を眺めます。

本格運用が開始される以前だったので下流広場には入れませんでした。
運用が開始されれば、堤体内エレベーター・フーチングの階段・堤体直下の広場が公開される予定です。

 なんだこれ?  

堤体に小さな板が付いています。
これは何の意味があるのでしょう?

   天端

天端は自由に見学できます。

左岸には遊歩道があります。ただし冬季は閉鎖されます。

 堤体上流面  

護岸工事のために水位が低下させられているので、ゲートが良く見えます。

左端に写っている建物は管理所です。ダムカードは管理所1階で配布されています。

   ゲート群

左側の縦長のものは、選択取水設備。
下側のくぼみは常用洪水吐。

 雷電廿六木橋  

ダムの下流に見える橋は雷電廿六木橋です。雷電廿六木橋という名前は愛称です。雷電廿六木橋は二つの橋で構成されています。下流側の橋が大滝大橋。上流の橋が廿六木大橋。

右側の木で隠れている場所に駐車場があります。
橋にはループの内側だけに歩道があります。

写真の下に写っているのは減勢工。

   奥秩父もみじ湖

天端からダム湖を眺めました。

右沢の斜面に白いコンクリートで補強された場所があります。そこは試験湛水中に地すべりが起きた場所に一つです。

 大きな鳥  

鷹か鳶、鷲のような鳥がいました。
名前がわかりません。

写真にマウスを乗せると拡大します。

   資料館

資料館はダムから離れた場所にあります。
秩父滝沢サイクルパークの二階が滝沢ダム資料館です。


ダム名 滝沢ダム / Takizawa Dam
堤高 132m
堤頂長 424m
形式 重力式コンクリート
目的 洪水調節、不特定用水、水道用水、発電
ダム湖名 奥秩父さくら湖 / Okuchichibumomiji Lake
総貯水容量 63000千m3
所在地 埼玉県秩父市大滝
駐車場 堤体左岸


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