荒川の上流にある二瀬ダムは国土交通省管轄。
形式は全国でも珍しい重力式アーチ。
非常用洪水吐には四つのラジアルゲートを整備されています。
下に写っている鉄骨は、左岸に建設中の新しい道路のもの。
管理所脇から下流方向を撮影。
斜面に橋が建設されています。
道路は秩父湖ドライブイン前まで続いています。
天端左岸の二瀬ダム管理所
新しく建設される道路は管理所のある場所を通過します。
管理所は耐震性の問題から、秩父ドライブイン向かいのガソリンスタンド跡地に移転する計画です。
写真の左側の茶色の橋を通ってきました。橋の下にはトンネル出口があります。
天端道路は狭いため信号式の一方通行ですが、管理所から出るために管理所専用の信号が設置されています。
トンネル出口脇にはダムの諸元が記された案内看板やパンフレットが入れられた箱があります。自動音声によるダムの案内もあります。一旦始まると１０分位流れ続けます。管理所が移転するまでに再訪して録音したいです。
ダムカードは右岸のログハウス内にあるようです。
以前は管理所のそばの箱に入れられて配布されていたのですが、変更になりました。
上の写真の撮影場所から上流側を撮影
すでに道路はほぼ完成しており、あとは管理所の移転だけのようです。
２０１１年３月時点では、道路上が駐車場になっています。
重力式アーチダムという形式の二瀬ダムですが、上流側からみると普通のアーチ式ダムです。
天端は県道278号線が通っています。天端は一車線なので下流と上流側に信号があります。狭い道路ですが大型バスも通るので、見学の際は注意が必要です。
道路には速度抑止のために凸凹が付けられています。実は凸凹が秩父締めのリズム（三・三・一拍子）です。
四つの大きなラジアルゲートが特徴的です。
ダム湖は秩父湖と呼びます。
この地に縁の深い秩父宮勢津子妃殿下がダム湖に来られた際に、妃殿下の名前から命名されました。
秩父湖の上流には二瀬ダムより竣工年が古い大洞ダムがあります。大洞ダムは再開発計画があります。大ダムが続々と建設されてきた秩父地域において、次の開発は大洞ダムではないかと個人的には予想しています。。
ダムの中央の二つのゲートは取水用。
天端を渡り、右岸側に進むと三峯神社があります。
管理所裏の斜面の上にはテニスコートがあります。ダムを見渡すにはいい場所です。
新道が建設される理由は、駒ヶ滝隧道が狭く、大型車が通りづらいからでもあります。一車線しかないトンネルですが、車が頻繁に通行します。
トンネルは内部で二股に分岐します。ダムや三峯神社に向かうには左折します。麻生地区、寺井地区には直進です。
秩父湖ドライブインから二瀬ダム方向を撮影
右側に少し写っている建物は国土交通省二瀬寮。
ドライブインからダムに徒歩で行くには二瀬寮の前を抜け、その先にある二瀬隧道を通る必要があります。
ドライブインの隣には、西松建設、麻生、日特建設、フジタ・伊藤JVの事務所がありました。