南相木ダム

長野県南相木ダムに建設された東京電力の南相木ダム。堤体は抜群に美しい。さらに周囲の山々が紅葉して、景色がきれいだった。南相木ダムの見学は初夏か秋がおすすめ。

群馬県上野村の神流川発電所の上部ダムとしての役割がある。神流川発電所では、夜間の余剰電力で南相木ダムに水を汲み上げて、昼間の電力ピーク時に発電している。

群馬県上野村にある神流川発電所見学ステーション「TEPCO GEO E SiTE」に申し込めば、地下発電所を見学できる。十石峠かぶどう峠を通れば、一日で南相木ダムと上野ダムの両方訪問可能。

ダム専用道路、十石峠、ぶどう峠は冬期閉鎖される。



堤体正面  
車と比べると、ダムがとても大きいことが分かる。右側には非常用洪水吐がある。南相木ダムは、リップラップが白く、非常に美しい。美白美人。
  堤体直下
堤体直下にまで近づける。意外とリップラップの石が大きい。ダムに登ったりできそうだが、遠くからでんこちゃんが見張っている。
天端(左岸から撮影)  
天端は若干カーブしている。
柵代わりに、大きな石が置かれており、センスが感じられる。
  ウズマクヒロバ
堤体直下の広場には大きな渦巻きがある。この広場がウズマクヒロバと呼ばれている。ウズマクヒロバは2006年度のグッドデザイン賞を受賞している。
非常用洪水吐  
非常用洪水吐は巨大である。南相木ダムが純揚水式発電所であることから、この洪水吐が使われることは南相木ダムの生涯においてほぼないだろう。
  減勢工
非常用洪水吐と減勢工の連結部はカーブしている。勢いを減らすためだろうか?
減勢工の横の渦巻きはトイレ。
堤体上流側  
堤体に水位が高かった時の跡が残っている。訪問時はかなり水位が低かった。対岸の建物は管理棟。
  奥三名湖
 湖の周りは遊歩道になっており、一周できる。途中には東屋があり、休憩できる。写真中央の白い部分は取水設備。

 湖の水は全て群馬県の神流川から汲み上げられたものである。水利権の関係から、南相木ダムの集水域で降った雨は、ダム湖の周囲に設置された排水路を通り、全て下流に流される。
取水設備  
 右岸には取水設備がある。ここから取水した水を用いて神流川発電所で発電している。

ダム名 南相木ダム / Minamiaiki Dam
堤高 136m
堤頂長 444m
形式 ロックフィル
ダム湖名 奥三川湖 / Okumikawa Lake
貯水容量 19170千m3
所在地 長野県南佐久郡南相木村字南相木山国有林
駐車場


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