屋敷川取水ダム

 屋敷川取水ダムは、鏑川上流部の洪水対策のために、取水した水を導水路を通して道平川ダムに送水している。水路でつながっている三つのダムの中で、屋敷川取水ダムは堤高が最も低い。


堤体正面

 屋敷川取水ダムは、道平川ダムに取水するために、通常のダムとは異なり分水口が設置されている。分水口は一番右岸側(写真左側)の細い溝である。堤体中央には常用洪水吐、左岸側(写真右側)には非常用洪水吐が設置されている。

天端から下流を眺める

 右側の溝が、四つのダム(屋敷川取水ダム・市野萱川取水ダム相沢取水ダム道平川ダム)を結ぶ水路であり、その起点でもある。下流側には国道254号線の橋が見える。ダムへのアクセスは、上信越道下仁田ICから国道254号線を内山峠方向に直進して、内山峠の手前で右折し脇道に入る。県道44号線に入ってすぐの場所である。


ダム湖

 ダムのすぐ上流に砂防ダムがあり、そもそも水を貯水するようにダム湖が設計されていない。水はダム湖の三分の一程度であり、堤体付近に少し貯まっているのみ。




ダム名 屋敷川取水ダム
堤高 16.0m
堤頂長 49.5m
形式 重力式コンクリート
ダム湖名 -
貯水容量 -
所在地 群馬県甘楽郡下仁田町大字南野牧
駐車場 左岸天端横に駐車可


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