八ッ場ダム 3

訪問日 2008.11.3
国土交通省八ッ場ダム工事事務所主催のダム工事現場見学会に参加した記録。

見学した場所
  1. 川原湯温泉駅前
  2. 滝見橋付近
  3. ダムサイト
  4. 鹿飛橋
  5. 東吾妻町松谷地区
  6. 大沢地区代替地
  7. 打越代替地
  8. 川原畑地区
  9. 林地区
  10. 長野原地区

川原湯温泉駅前  
JR川原湯温泉駅

川原湯温泉の玄関口となる川原湯温泉駅。一日の乗車人数は平均32人と少ない。
川原湯総合相談センター

国道を挟んで駅の向かい側に、見学会の集合場所である川原湯総合相談センターがある。既に参加者が集まり始めている様子だ。二台のバスで代替地を見学ことになっている。

集合時間まで余裕があったので、駅前を散策した。
駐車場

相談センターの裏は駐車場になっている。
およそ40台駐車可能。
紅葉のシーズンのため、駐車場はほぼ満車。
早く到着してよかった。
国道145号線

直進は草津町・六合村・菅平・上田方面。
左折すると川原湯温泉街。
左の白い建物は駐在所

右側は吾妻線の線路。

*六合村は2010年に長野原町と合併。
川原湯温泉ゲート

温泉街は坂をしばらく登ったところにある。
旅館は全て水没する。しかし川原湯温泉神社は水没地域外であり、川原湯地域の全域が水没するわけではない。
川原湯温泉案内図

温泉街は駅より上流にある。ダムサイトは下流側に位置している。
吾妻渓谷の右岸には遊歩道が整備されている。当初の計画では右岸を見学する予定だったが、数週間前に遊歩道から川に子供が転落する事故が発生したため、左岸を散策することに変更された。

左上のキャラクターはヤンバタケル。
川原湯総合相談センター横で八ッ場ダムの説明

相談センターのバスがあった場所の奥で、ダムに関する説明を聞いた。
その時頂いた資料*をもとにして、このレポートを書いている。

*平成19年度版やんば散策マップ(国土交通省八ッ場ダム工事事務所)
ダムサイトに向かう

バスには乗車せず、吾妻峡の遊歩道に向かう。
遊歩道の入口まで行き、紅葉を見ることになった。

滝見橋付近
 
八ッ場大橋

手前は国道、奥は吾妻線。
吾妻峡の観光PRでよく使われている構図だ。
よく使われるだけあって、景色が美しい。
吾妻川

下流を眺めたところである。
左岸側に道路が作られた場所(茶色のところ)がある。
道の一番手前側に転流工が建設される。
白糸の滝

白糸の滝は、滝見橋から見える位置にある。
滝は三段になっている。

ダムサイト  
ダムサイト見学

工事現場の前で、国土交通省職員と職員OBから説明を受けた。
仮排水トンネル工事

国道の真下では八ッ場ダム仮排水トンネルの工事が行われている。
工期は平成19年6月~平成21年3月。工期の終了時期が変更された形跡がある。
トンネル掘削中

下流から掘削現場を見た様子。
川原は護岸されいる。
赤色のバックホーが作業している場所の右側に仮排水トンネルがある。

*バックホー:バックホウが行政用語。
プラント

国道脇の工事現場にはコンクリート製造プラントが設置されている。
コンクリートミキサー車

敷地内を走行するためナンバープレートが無い。
バッチャープラント

左上から右下に伸びる灰色の管はベルトコンベア。
ベルトコンベアで骨材をバッチャープラントに送っている。
バッチャープラントではセメント・骨材・水を混ぜてコンクリートを製造する。
製造されたコンクリートはプラントの下部からミキサー車に投入される。
骨材

左の2つの容器に骨材が入っている。
濁水処理施設

コンクリートの製造で発生した濁水を浄化する装置。
上の白色の円柱形の物体がろ過装置。下の青色の容器は処理水槽。

サンエー工業株式会社は水処理関連の建設機械器具賃貸業者である。

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