三名川ダム/Sannakawa Dam
訪問日 2011.8
2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震は、被害の大きかった東北地方から離れた関東地方の群馬県のダムにも影響を及ぼしていた。群馬県藤岡市の三名川ダムである。揺れによって、堤防上流面の一部が崩落した。東北地方太平洋沖地震による東日本大震災は、群馬でも発生していた。
地震発生から5ヶ月が経過したため、そろそろ修復されているのではないかと予想して、三名川ダムを訪問した。しかし、まだ修復されていなかった。三名川ダムの目的は農業用灌漑用水の確保である。しかしながら、水位を下げないといけない状況から、今後の農業への影響が心配される。
気象庁の発表では群馬は震度5程度であった。一般にダムは強固な岩盤の上に建設されている。そのため、揺れは震度5より小さかったと予想できる。しかしながら三名川ダムは堤防の一部が崩落してしまっている。
地震発生から5ヶ月が経過したため、そろそろ修復されているのではないかと予想して、三名川ダムを訪問した。しかし、まだ修復されていなかった。三名川ダムの目的は農業用灌漑用水の確保である。しかしながら、水位を下げないといけない状況から、今後の農業への影響が心配される。
気象庁の発表では群馬は震度5程度であった。一般にダムは強固な岩盤の上に建設されている。そのため、揺れは震度5より小さかったと予想できる。しかしながら三名川ダムは堤防の一部が崩落してしまっている。
三名川ダム堤体下流面 一面草に覆われている灌漑専用の三名川ダム。 緑色が鮮やかだった。 |
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天端 天端全体が立入禁止。 ビニールシートが全面にかけられている。 |
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天端から堤体下流面を眺める 下流面に目立つ被害箇所はない。 |
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堤体上流面 堤体の中央部から右岸にかけて、波返しブロックが大規模に崩落している。 群馬建設新聞によると崩落箇所は193m。 青色のビニールシートがかけられ、被害が進行しないように対策されている。 写真右には取水設備がある。 |
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破損箇所 コンクリートの護岸部分が崩落している。 ガードレールも無くなっている。 以前は、天端から釣り桟橋まで橋がかけられていたが、橋も地震の影響で落ちてしまっている。 |
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三名湖 湖の水位は低下しているものの、桟橋や貸しボート屋は営業中だった。 満水位より5m近く減水しているようだ。 釣り桟橋は、震災以前と同様に釣り人で賑わっていた。 |
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貸しボート屋 数十体のボートが係留されている。 湖の上流側では、ボートをロープに固定して、釣りをしている人がの姿が多く見られた。 |
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下流の貯水池(右岸) 三名川ダムの下流に新たに貯水池が建設されていた。 前回の訪問時、この場所には何もなかった。 |
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下流の貯水池(左岸) 左岸にも貯水池が建設されていた。 |
ダム名/Dam | 三名川ダム/Sannakawa dam |
堤高/Height | 19.7m |
堤頂長/Width | 218.2m |
形式/Model | アース/Earth |
目的/Porpuse | 灌漑用水/Irrigation |
ダム湖名/Lake | 三名川貯水池、三名湖、大谷池 |
総貯水量/Total water storage capacity | 1,426,000m3 |
所在地/Address | 群馬県藤岡市三本木字大谷 |
駐車場/Parking | 堤体直下 地震で被災したため天端は立入禁止 |