大仁田ダム

大仁田ダムの目的は利水と治水です。大仁田川流域の群馬県甘楽郡南牧地域では、生活用水に河川の表流水や湧水を利用していたため、夏季の渇水にも悩まされていました。また大仁田川は急流のため、大雨のたびに洪水を引き起こしていました。南牧地域は平地が少なく住宅や農地が川に接した場所に存在しているため、大規模な河川改修が困難でした。このような経緯によって、大仁田ダムが建設されました。


 堤体正面  

常用洪水吐から放流した跡が白く残っています。
放流施設は上から、非常用洪水吐4門、常用洪水吐1門。
エレベーター塔の屋根が三角。群馬県営の新しいダムでよく見かける形です。

   減勢工

減勢工の間近まで近づけるので、減勢工の大きさを実感できます。大仁田ダムがスペックの割に大きく感じたのは、近くで見れたからかな?

 発電所  

左岸には発電所があります。
柵が見えますが、発電所の周囲を見学でき、発電放流を近くから見られます。
撮影者がいる右岸は広場になっています。

   管理所

大仁田ダムの管理所は天端左岸にあります。
ダムカードは管理所で配布しています。
詳しくは富岡土木事務所HP



ダム名 大仁田ダム(おおにた)
堤高 54.4m
堤頂長 163m
形式 重力式コンクリート
ダム湖名 大仁田湖(おおにたこ)
総貯水容量 437千m3
所在地 群馬県甘楽郡南牧村大字大仁田
駐車場


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