野反ダム

上信越高原国立公園内にある野反ダムは、自然豊かで高山植物の観察が観察できる。野反湖では釣りも盛ん。ニジマスが釣れる。また堤体左岸にはキャンプ場があり、ダムを楽しみながらキャンプができる。天端標高は1517mで、長野県の南相木ダムに次ぐ全国第二位。冬季は積雪により道路が通行止めになるため、ダムを見学できるのは一年のうちで半年間程度。

 野反湖  
富士見峠から野反湖を望む。
自然の湖のように見えるが、湖は野反ダムの建設に伴ってできた人造湖。
ダムは上信越高原国立公園内にあり、周囲では高山植物が見られる。
   堤体

堤高は44mであるが、実際にダムの傍に行くと、もっと大きいように感じる。
リップラップには草が生えており、綺麗ではない。
右下には犬走りがある。堤体下流側は立ち入り禁止で、犬走りには入れない。侵入した人もいるらしいが、でんこちゃんに見張られているので、注意されたい。
左岸には野反湖キャンプ場があり、ロッジが写真上部に見える。
*ロッジは平成22年11月に老朽化のために営業終了。

 コンクリート表面遮水壁  

堤体の湖側はコンクリートで覆われている。
遮水壁にコンクリートを採用しているダムは群馬県内では珍しい。

   天端から下流を眺める

堤体直下から、ダムで取水した水を、放流している。
野反ダムは群馬県にあるが、信濃川水系に属していて、関東地方で降った水が北陸地方に流れていくところが、とても興味深い。

水利権標識によると、河川名は信濃川水系中津川。
取水量は、北沢1.90m3/s、榛の木川2.83m3/s、野反貯水池放流量6.00m3/s。
水利権の許可期限は平成40年。平成10年からなので、30年間の水利権が許可されています。

 天端  

天端は車が通れる。ただし幅が狭いので交互通行。

   非常用洪水吐

右岸側には非常用洪水吐がある。非常用洪水吐には特にゲートはなく、自由越流式。

 非常用洪水吐に付随するトンネル  

非常用洪水吐に流れ込んだ水は、このトンネルに流れ込む。
トンネルの上には、天端に通じる道路がある。



ダム名 野反ダム
堤高 44m
堤頂長 152.5m
形式 コンクリート表面遮水壁型ロックフィルダム
ダム湖名 野反湖
貯水容量 28700千m3
所在地 群馬県吾妻郡中之条町入山
駐車場


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